視力を維持しよう!目の健康に注意して 視力を保つためのケア・治療について

レーシック手術

レーシックの歴史

レーシックの歴史は意外に古く、角膜の屈折率を調節して近視を治そうという発想は実は19世紀の頃から存在していました。日本では1939年に佐藤勉氏が角膜を切開しての近視矯正手術に成功しています。

これは角膜の周囲に放射状の切れ込みを入れて角膜の屈折率を軽減するというものでした。この手術はRK(Radial Keratotomy)方式と呼ばれています。もっともこのとき行われた手術は時間の経過とともに角膜が混濁してしまうという欠点があることが後に明らかになっています。

その後、世界各地で試行錯誤が行われ、1980年代には現在でもレーシック手術に使用されているエキシマレーザーが登場し、ミクロン単位での生体組織の切開が可能になりました。1988年にはPRK(Photorefractive Keratectomy)方式という、レーザーで角膜表層を削ることにより屈折率を矯正する手術が成功します。

これはそれまで行われていたRK方式という手術よりもずっと精度がよく、その後のレーザー手術の主流となります。ギリシアのPallikaris氏がこのPRK方式を改良した術式を成功させたのは、1990年のことでした。これが、世界最初のレーシック手術です。その後1995年にアメリカでエキシマレーザーが認可され、レーシック手術は普及しはじめます。

日本では2000年に、当時の厚生省によってエキシマレーザーによる手術が認可されています。レーシック手術が紹介された当時、直接角膜を切開するというやり方のせいもあって、国内では感情的な反発が見られましたが、徐々に市民権を獲得し、今にいたっています。近年では、近視になった人のうちレーシック手術を受ける人の割合は約1割と言われています。