視力を維持しよう!目の健康に注意して 視力を保つためのケア・治療について

現代の生活と視力

疲れ眼

昔と違い、建ち並ぶビルに視界をさえぎられ、テレビやパソコンをじっと見つめることの多い現代人は、いつも目の疲れに悩まされています。携帯電話の登場で小さい画面を凝視するようになり、最近ではその傾向がより一層強くなってきているように思われます。そのような目の疲れのことを眼精疲労といいます。

眼精疲労の症状は、人によって異なります。最も多い症状は、見え方の異常です。細かい作業を長時間続けたあとにはものがかすんで見えますし、近いところから遠いところに視線を移した際には、しばらく焦点が合わないでぼやけてしまうことがあります。

車の運転など、視線を何箇所にも移動させ続ける作業をした場合は「複視」という、左右両方の目で見たものが二重になってしまう状態になることもあります。眼球の向きを調節する外眼筋という筋肉が疲労することが原因です。

あるいは、痛みを感じることもあります。疲れてくると、次第に目の奥に重苦しい感じが生じ、さらに疲れを増すと、それがずきずきとした強い感覚に変わることもあります。また、疲れが蓄積するといつもどおりの照明が異常に明るく感じられることもあります。

これは、瞳孔の大きさを調節する瞳孔括約筋と同行散大筋という筋肉の働きが鈍くなることによって起こる現象です。この筋肉は疲労を起こしにくいのですが、パソコンのディスプレーなど高速で点滅する光を見続けると、脳に伝わる光情報が許容範囲を超えるため、筋肉に命令を与える脳そのものが疲れてしまうのです。