視力を維持しよう!目の健康に注意して 視力を保つためのケア・治療について

現代の生活と視力

VDT症候群

VDT症候群というものがあります。VDTとはVisual Display Terminal の略で、コンピューターのモニターディスプレイやキーボードなどの端末のことです。これらの端末を使って長時間作業を行うことにより、眼精疲労や全身の倦怠感、ひどい場合には心身症などの症状が起こることがあります。これらを総じてVDT症候群、もしくはテクノストレス症候群といいます。

VDT症候群は眼精疲労に合わせて、頸肩腕手指などの痛みやしびれ、もしくは精神神経系の異常が見られるかどうかを診断の基準としています。眼精疲労の他に見られる症状がどちらか1つだけの場合は不完全型、全ての症状が見られる場合は完全型といいます。

VDT症候群が発生する要因には視覚器要因、環境要因、作業要因、心的要因などがあります。視覚器要因では、モニターが原因となります。とくにブラウン管タイプのモニターには走査線によるフリッカー様の点滅があり、点が線を形成しながら進行するので目の疲れを引き起こしやすいといわれています。

そのほかのタイプでも、視線がモニターと原稿とキーボードの間を常に移動し、目のピントの調節を頻繁に行わなければならないような作業をしていると、やはり眼精疲労の原因となります。また、モニターへの外光の映りこみやモニター自身の明るさの不足が原因になることもあります。

これらの問題を受けて、VDT作業を健康に行うための基準が設けられています。それによると連続作業時間は50分~1時間以内、その間に10分~15分の休憩を挟むこと、1日のVDT作業時間は4時間以内に抑えること、などとされています。職種によっては実行することは難しいかもしれませんが、一応の基準として覚えておくといいでしょう。