視力を維持しよう!目の健康に注意して 視力を保つためのケア・治療について

現代の生活と視力

ドライアイ

風や煙が目にしみたり、過剰にまぶしさを感じたり、冷房の効きすぎたところで目に不快感を覚えたり、目を使う作業が以前ほど長く続けられなかったりする時には、ドライアイを疑ってみてください。乾燥した目、という意味のドライアイですが、目の水分が足りないことだけがドライアイの理由ではありません。

目は涙によって潤されていますが、その涙は大まかにいって、水分と油分から成り立っています。目の表面には水によって覆われていますが、その水の層をさらに油の層が覆っているのです。油は水ほど容易には蒸発しないので、水の上に油が存在することで水分の蒸発を防ぐことができます。目は、普段から涙を分泌しています。

これを基礎分泌といいますが、ドライアイになったときにはこの基礎分泌による涙が少なくなってしまいます。涙が失われるということは、水分だけでなくその水分を守る油分も失われてしまうということです。そのせいで、目の渇きがより一層速く進行してしまうのです。

最近存在感を増しているドライアイですが、その原因は長時間のVDT作業などを強いられる現代人の生活にあります。人はVDT作業を行うと瞬きの回数が極端に減ってしまいます。また、ストレスによって自律神経が交感神経優位と呼ばれる好戦的な状態になり、涙の分泌を少なくすることもあります。

ドライアイの中には、涙を作るための組織である涙腺以外の腺組織を壊してしまうシェーングレン症候群というものもあります。このシェーングレン症候群はドライアイの中でもかなり厄介な部類に入り、症状が重く、また目だけでなく口や鼻なども乾かしてしまいます。おかしいな、と思ったら眼科で検査し、早めに対策を取ってください。