視力を維持しよう!目の健康に注意して 視力を保つためのケア・治療について

老化と視力

白内障とは

人の目はよくカメラにたとえられますが、カメラのレンズに相当する光を集めている部分のことを水晶体といいます。この水晶体は、主にたんぱく質と水からなる細胞で出来ていて、常に水晶体の外側(水晶体皮質)で新しい細胞が作られ、古い細胞がしぼんで内側(水晶体核)に蓄積されるという新陳代謝が行われています。

こういう仕組みになっているため、どうしても年とともに老廃物が溜まっていくことになり、若いころは透明だった水晶体は、やがて徐々に変性し、にごっていきます。この水晶体の濁りが白内障です。

白内障になると、水晶体の濁りが光の通過を邪魔するため、目が見えにくくなってしまいます。レンズの汚れたカメラが綺麗な写真を取れないのと同じ理屈です。症状としては、目のかすみ、ぼやけ、まぶしさ、疲れ目、近眼、老眼などがあります。

白内障は濁りの始まり方、広がり方によっていくつかのタイプに分けられます。もっとも一般的なのは水晶体の周辺部に小さなくさび状の濁りが出来る皮質白内障です。頂点を水晶体の中心に向けた細長い三角形が、下側や鼻側に数本現れます。この三角形が次第に成長し、頂点が瞳孔に達するようになると視力低下が始まります。

後嚢下白内障と呼ばれるタイプでは、水晶体の後ろの部分の皮質が皿状に濁っていきます。視力低下のスピードが速いのが特徴です。濁りが中心部から発生するので、早い段階で強いまぶしさを感じるようになります。 核白内障は水晶体の中心部の核から濁りが始まります。核が固く、大きくなるので近視になることがあります。まぶしさは感じず、暗いところで目が見えにくくなります。