視力を維持しよう!目の健康に注意して 視力を保つためのケア・治療について

老化と視力

緑内障の治療

緑内障は急性のものでないかぎりいきなり失明することはないので、治療には主として点眼薬が用いられます。その人の全身状態を確認した上で、使用できる眼圧降下剤の点眼薬を使用し、眼圧の下がり方と、視野の変化を確認します。

どの点眼薬を選択するかは、角膜と虹彩の間にあり、房水の通り道である「隅角」が開いているか閉じているかによって変わってきます。狭隅角緑内障では、ピロカルピンが一般的です。ただ、狭隅角の中でも、閉塞されている状態、もしくは閉塞に近い状態の時はピロカルピンだけでは眼圧が下がらない可能性があります。その場合は、第二選択焼くとして、チモロールやラタノプロストという薬が用いられます。

広隅角緑内障の場合はチモロールが一般的です。チモロールは1日2回の点眼を必要とする薬ですが、それが面倒だという人にはチモロールのゲル化剤があります。

まれに、眼圧下降剤を用いて眼圧を正常にコントロールしても、緑内障の進行が止まらない人もいます。眼圧以外の緑内障の因子として眼内の循環障害が指摘されています。循環障害を解消するためには、内服カルシウム拮抗薬が用いられます。本来なら高血圧の薬ですが、これ緑内障の患者さんに投与したところ、視野障害の進行がストップしたり抑制されたりしたという報告がなされています。

眼圧降下剤の内服薬や点滴もありますが、副作用の点で長期の使用は困難です。使えるだけの点眼薬を使用しても視野変化が止まらない人は、水の排出の障害となっている部分に対して手術を行います。