視力を維持しよう!目の健康に注意して 視力を保つためのケア・治療について

視力に関するトラブル

老眼

人の目に備わっている調節機能が衰えた状態が老眼で、老視とも呼ばれています。 光を集めるレンズにあたる水晶体は、毛様体という筋肉に囲まれて厚みを調整されています。加齢とともにこの水晶体の弾性が失われ、目の調節能力もそれに伴って低下していくのです。それにより、近くを見ることが困難になってしまいます。

しかし、もともと近い距離を見るのに適している近視の人は老眼になっても、相変わらず近くのものを見やすく、その症状を自覚せずにすむことがあります。そのため「近視の人は老眼にならない」という誤解が時々見受けられますが、眼鏡などで視力を矯正し、遠くにピントを合わせれば、当然近くのものが見えにくくなってしまいます。

そのため、老眼で近視の人には、遠近両用眼鏡が必要になってきます。老眼鏡にはこの他に、スタンダードな近用のみのレンズや、中期以降の老眼に対して利用される三重焦点レンズ、どの領域でも焦点を合わせることが出来る累進屈折力レンズ(バリラックス)と呼ばれるものがあります。眼科医や眼鏡店の人に相談し、自分に合ったものを選択するとよいでしょう。

最近では老眼鏡だけでなく、老眼用のコンタクトレンズも出回っています。50歳以上のコンタクトレンズ使用者の約5%が使用されているともいわれています。ただし、このコンタクトレンズは中期ごろの老眼までにしか対応できません。

また近年、上で紹介したものとは違う新しい老眼の発症メカニズムが提唱されています。その理論によると、老眼も手術で治療可能とされており、将来的には医学的手段によって老眼を治すことが可能になるかもしれないといわれています。